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カプコン、「國津神」前日譚を伝統的な文楽で披露

By CamilaDec 08,2025

Kunitsu-Gami's Prequel Shown Through Traditional Japanese Bunraku Theater

カプコンは、『Kunitsu-Gami: Path of the Goddess(國津神:神がかりの道)』の発売を記念し、独特な日本の舞台芸術である文楽演劇制作を公開し、日本の豊かな文化遺産を紹介するとともに、ゲームの民話に着想を得た世界を国際的にアピールしました。

カプコン、『國津神』発売を文楽公演で記念

伝統芸術を通じた『國津神』の文化的ルーツの紹介

カプコンは、民話に着想を得たアクション・ストラテジーゲーム『國津神:神がかりの道』の7月19日発売を祝い、魅力的な文楽公演を開催しました。創立40周年を迎えた国立文楽劇場(大阪)は、この伝統芸能を紹介する特別な映像を提供しました。

何世紀にもわたる歴史を持つ日本の人形浄瑠璃である文楽は、三味線の伴奏と朗読に合わせて、大型の人形を操ります。今回の公演は、ソウ(Soh)と巫女という主人公を特注の人形で演じることで『國津神』に敬意を表しました。人形遣いの桐武勘十郎師匠は、伝統的な技法を用いて新作『式神祭(しきがみのまつり):巫女の宿命』を上演しました。

「カプコンと同じく大阪で生まれた文楽は、ルーツへの共通の想いを映し出しています」と桐武氏は述べています。「このコラボレーションにより、大切な芸術を世界と共有することができます。」

国立文楽劇場、『國津神』の前日譚を上演

Kunitsu-Gami's Prequel Shown Through Traditional Japanese Bunraku Theater

この文楽公演は、『國津神』の物語の前日譚として機能するもので、ゲーム世界のCGによる背景を取り入れることで伝統と革新を融合させました。カプコンはこれを「文楽の現代的な進化」、すなわち古典的な芸術と先端技術の融合と表現しています。

カプコンは7月18日の声明で、この公演を通じて、文楽の魅力で世界中の観客を魅了し、ゲームが日本の文化に深く根ざしていることを強調することを目的としていると述べました。

『國津神』は文楽から着想を得る

Kunitsu-Gami's Prequel Shown Through Traditional Japanese Bunraku Theater

最近のXboxインタビューで、プロデューサーの野末台六氏は、河田修一ディレクターの文楽に対する情熱が、『國津神:神がかりの道』の制作初期段階からゲームを形作ったことを明らかにしました。

野末氏は、開発チームが人形浄瑠璃文楽の動きや演出から多大な影響を受けたと述べています。「このコラボレーション以前から、このゲームはすでに文楽の本質に深く浸かっていたのです」と語りました。

「河田の文楽への愛が、私たちを一緒に公演観劇へと駆り立てました」と野末氏は付け加えました。「その時代を超えた芸術性に感銘を受け、国立文楽劇場とのこのパートナーシップに至りました。」

Kunitsu-Gami's Prequel Shown Through Traditional Japanese Bunraku Theater

『國津神:神がかりの道』は、かつて清らかだったが暗き「穢れ」に汚された土地、嘉福山(かふくやま)を舞台としています。プレイヤーは昼は村を清め、夜は聖なる巫女を守り、魔力を宿す面の力を活用して調和を取り戻します。

本作は7月19日にPC、PlayStation、Xbox向けに発売され、Xbox Game Pass会員は即時プレイが可能です。全てのプラットフォームで無料体験版も利用できます。

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